Raspberry Pi4の熱対策にヒートシンク一体型ケースを買ってみた

今回はかなりのマニアックな製品の紹介です。はたしてこの記事に需要があるのかわかりませんが、個人的には大好きな部類の製品です。

先日、Raspberry Pi4のスターターキットをご紹介しましたが、使っている中で冷却ファンの音が気になるようになりました。小型とはいえど、風切り音が常に鳴っているのはちょっとストレスです(´・ω・`)

そこで、今回は冷却ファンなしにバッチリ冷やせそうなこんな製品を買ってみました。

ということで、今回紹介するのはRaspberry Pi4専用のヒートシンク一体型ケースです。何とも雑な箱で届いたので不安は残りますが、さっそく試していくことにしましょう!

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開封してみよう!

意外と内容物は充実

開封してみたところがこんな感じ。外装の見た目とは裏腹に中身はちゃんとしていました。

その内訳は以下のとおり。工具も入っているので別途用意する必要がないのがうれしいところ。

  • ケース本体(上ブロック&下ブロック)
  • 放熱シート
  • 固定用ねじ&工具
  • 拡張ピンヘッダ用の延長コネクタ

加工精度はそこそこ

怪しんでいた加工精度については概ね問題なさそうです。所々に傷が入っているのが中華クオリティという感じですが、大きなバリなどもなく使用には十分耐えうるクオリティです。

参考までにケース本体のアップ写真を載せておきます。上から順に、上ブロック表・上ブロック裏・下ブロックです。

取り付けてみよう!

本体への取り付けです。まずは冷却が必要な各チップに付属の放熱シートを貼ります。

貼り付ける場所は下写真のとおり計3か所。各チップの大きさに合わせて放熱シートのサイズも微妙に違うので、貼り間違いに注意しましょう。(実際は間違ってもそこまで問題ないですが...)

あとは上下のブロックで本体を挟み込み、ねじ止めするだけなのですが、ねじを締める力を加減しないと本体の基盤が少し歪んでしまいます

ちゃんと放熱シートが金属部分に密着していればOKなので、少しづつ慎重に締めることをオススメします。

組み込みが完了すると以下のとおり、見た目にはかなりカッコいいです!冷却ファンもないので、余計な配線も不要になってスマートさも増しています。

冷却効果はいかに?

さて、見た目のカッコよさは5割増しくらいになりましたが、肝心の冷却性能はどうでしょうか?

起動後しばらくしてからのCPU温度を取得したところ、元々のケースに付いていた冷却ファンと同じくらいの温度(45℃)には落ち着いていました。室温が25℃くらいだったので、劇的に冷えるというわけではないですね。

ただ、ボディ全体がしっかりと熱を感じるくらいには温まっていたので、ケース全体がヒートシンクとして機能していることは間違いなさそうです。

数日間、この状態で放置してみましたが、特に動作に問題は出ていません。熱による動作制限がかかるのは80℃くらいかららしいので、よほどハードに使わなければ必要十分だと思います。

まとめ

発熱の多さが気になるRaspberry Pi4でも、このケースを使えば完全ファンレスで運用できそうです。

常時稼働するサーバーとして運用する場合には、静穏化のメリットを享受できるのでオススメです。

一方、ファンレスは設置場所の通気性により放熱効果が左右されるので、熱のこもる場所に設置を考えている方は買わないほうが良いです

設置場所に多少の制限は出てしまいますが、ケースとしての性能は必要十分だと思います。もしRaspberry Pi4の冷却でお困りの方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

ではではノシ

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