ロードバイクのコンポを自力で105に換装してみた!(その5:ケーブル編)

自力でのコンポ換装もいよいよ大詰め。前回まででコンポーネントの取り付けは完了したので、今回はケーブルのセットアップに挑戦します。

これまでの換装記録が気になる方は以下のリンクからどうぞm(_ _)m

その1:クランク編
その2:フロントディレイラー編
その3:リアディレイラー編
その4:STIレバー編

ロードバイクとして取り付けなければいけないケーブルは大きく4本。そのうちの2本がブレーキケーブル、残り2本がシフトケーブルです。どちらも安全に大きく関わるので慎重かつ確実に取り付けていきたいと思います。

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STIレバーにケーブルを通す

4本のケーブルはすべてSTIレバーから通していきます。ブレーキケーブル/シフトケーブル共に通す場所が決まっているので、間違えないように注意します。

ブレーキケーブルを通す

まずはブレーキケーブルです。STIレバーのブラケットをめくると差し口(下写真の赤丸部)があるので、そこにインナーケーブルを通します。

このとき、ケーブル先端の玉がしっかり奥まで入るようにしましょう。そうしないと、ブレーキを引いたときに遊びが出てしまい、ちゃんとブレーキがかからなくなります。

このように、レバーの中を通ってケーブルが後ろに出てくればOKです。あとはインナーケーブルをアウターケーブルの中に通しておきましょう。

シフトケーブルを通す

シフトケーブルはもっとややこしいです。ブラケットをめくると外から中に向かって穴が通っているので、そこにインナーケーブルを通していきます。

上手く中を通せると、内側にあるガイド(下写真の赤丸部)にケーブルを這わせることができるので、そこにケーブルを通します。

ここまでできたら、ブレーキケーブル同様にインナーケーブルをアウターケーブルに通しておきます。

アウターケーブルの長さ調節&固定

最終的に、ケーブルはハンドルに沿わせて固定しますが、このときに余裕を持った取り回しにしないと「ケーブルが邪魔でハンドルが動かせない…」ということになります。

こうならないためにも、事前にアウターケーブルの長さと取り回しを決めておきます。

上写真のように、実際に仮止めしながら作業するのが良いと思います。目安としては、ハンドルを左右に思いっきり振ってもケーブルが邪魔しないのが理想です。

ケーブルの固定位置と長さが決まったら、アウターケーブルをその長さで切断しておきましょう。間違ってもインナーケーブルごと切らないように。

ケーブルを固定する

ここまでできたら、後はケーブルを固定していくだけです。ケーブルをフレームにどう這わせるかはフレームの設計によって異なるため、ここでは割愛します。以下、コンポーネントへの取り付けの様子です。

ブレーキ

ブレーキへのケーブル固定自体はネジ1本で済みますが、取り付け時はブレーキパッドでホイールをぐっと挟み込んだ状態で行います。こうしないとブレーキレバーを引いたときに正しくブレーキがかからなくなってしまいます。

片手でブレーキを挟み込みながらの作業なのでかなり大変ですが、安全にも関わるところなのでしっかりケーブルを固定しておきます。

ケーブルの固定ができたら、試しにブレーキレバーを引いてみて正しくブレーキがかかるか確認しておきます。引きの幅などはアジャストボルトで微調整します。

フロントディレイラー

フロントディレイラーへのケーブル固定の注意点はケーブルの通し方です。フロントディレイラーにはケーブルのガイドとして小さなパーツ(下写真赤丸部)が付いており、これをどの方向で取り付けるかが自転車によって違います。


どの方向で取り付けるかは、フロントディレイラーに付属のツールで分かるようになっているので、事前に確認の上、ケーブルを取り付けます。また、ケーブル固定はケーブルをぐっと引っ張ってテンションをかけた状態で行う必要があるので、これまた大変です。

リアディレイラー

リアディレイラーもケーブルの取り付け自体はネジ1本なので簡単です。ケーブルを通すための溝が付いているので、ちゃんとそこにケーブルを通しましょう。

ケーブルが固定できたら、調整用のボルトを回して変速位置の調節をします。何度も変速させながら最適な位置を探す作業なので少し面倒ですが、走り心地に直結する部分なので妥協なくやりましょう。

とりあえず、ここまででケーブルの取り付けも無事に完了しました(・∀・) あとは細々とした仕上げ作業ですが、それはまた別の記事でご紹介します。

ではではノシ